アメリカン航空、中国への毎日2便の運航再開を延期へ

アメリカン航空は米国から中国へのサービス拡大を延期したいと考えている。

ロイター通信によると、同社は米国運輸省に対し、同国への毎日2便の運航を遅らせる許可を要請した。

アメリカン航空は、この要請の理由として、中国への旅行に対する消費者の関心が低迷していることを挙げた。

現在、同航空会社はテキサス州ダラスから上海へ毎日1便運航している。同社は中国への追加便2便の運航延期を要請している。

ロイター通信によると、アメリカン航空は「米中間の旅客需要はパンデミック前の水準まで回復していない」と述べている。

アメリカン航空は、米国を拠点とする航空会社でこのような動きを見せている唯一の航空会社ではない。デルタ航空とユナイテッド航空も政府機関に同様の要請を提出している。両社とも、中国便の運航を延期する許可を求めている。

先週、デルタ航空は運輸省に対し、中国行き毎日4便の運航再開を延期するよう求める独自の要請書を提出した。ロイター通信によると、同社は市場の課題も理由に挙げている。

デルタ航空は現在、シアトルとデトロイトから上海へ毎日運航している。同社は上海行きの2便と北京行きの2便の再開を延期する許可を求めている。

一方、アンタイド航空は、同国への毎日9便のうち6便の運航免除を望んでいる。

航空会社の要請は、少なくとも一部のデータによれば、中国への観光客が急増しているように見えるにもかかわらず行われている。中華人民共和国国務院が発表したニュースによると、2024年の最初の7か月間に中国を訪れた外国人観光客の数は1,725万人に達し、前年比129.9パーセント増という記録的な数となった。


この記事から探るトピック