アメリカン航空のパイロット、ユナイテッド航空との契約発表を受けて契約の見直しを検討

アメリカン航空のパイロットを代表する労働組合は、ユナイテッド航空と同社パイロットとの最近の契約で細部の明らかな相違が明らかになったことから、新たな契約に関する暫定合意が危うくなっていると述べた。

ロイター・ドット・コムによると、連合国パイロット協会(APA)は、パイロットが承認すると予想される42%の給与増額と福利厚生の改善は、ユナイテッド航空とそのパイロットが発表した協定に比べて見劣りすると述べた。

アメリカン航空のパイロットは来週、4年契約案について投票する予定だが、APA関係者はパイロットが協定の批准に同意する前に「新たな業界基準を満たすために契約をさらに改善する」よう航空会社に求めている。

アメリカン航空の広報担当者は、同社はAPAと協力しており、交渉過程で「パイロットの世話が確実に行われるよう努める」と述べた。

アメリカン航空のAPAスポークスマン、デニス・タジャー氏は、ユナイテッド航空と同社パイロットとの暫定合意により、アメリカン航空との賃金格差は2%となり、後払規定、若手パイロットの休暇、病欠などもユナイテッド航空に有利になると述べた。

タジャー氏はまた、「市場の現実は変わった」とし、以前の仮契約では「新しいパイロットがアメリカン航空に来ることを奨励するものではない」とも述べた。

今週初め、ユナイテッド航空はパイロットとの労働協約に達したと発表した。これには、新たな4年間の契約期間中、累計で34.5~40.2%の昇給が含まれる。

ユナイテッド航空のパイロット約1万4000人を代表するALPAは、「報酬の大幅な改善、生活の質、休暇、その他の福利厚生の向上を含む」ユナイテッド経営陣との大筋合意に達したと発表した。

デルタ航空は3月、米国の大手航空会社として初めてパイロット契約を全面的に見直し、デルタ航空パイロットの78%が昇給34%を含む4年契約に賛成票を投じた。


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