ケイマン諸島クルーズ住民投票が承認

ケイマン諸島内閣は、カリブ海の主要なクルーズ港としての国の運命に影響を与え、より広範なクルーズ業界の展開の将来を決定する可能性のあるクルーズ停泊施設に関する国民投票を承認した。

住民投票は「ケイマン諸島はクルーズ船の停泊インフラを開発すべきか?」という質問をしている。 2025年の総選挙と同時に実施される予定だが、日程は未定である。観光省は10月2日に記者会見を開き、「さらなる詳細と発表」を行う予定だと当局者らは述べた。

以前は、7月1日より前に有権者登録をしたケイマン諸島住民のみが国民投票で投票する資格を持っていた。ケイマン・コンパスの報道によると、住民投票は現在2025年に予定されており、有権者は10月1日までに登録して資格を得ることができる。

コンパスの報告書によると、ケイマン諸島の観光大臣ケネス・ブライアンは、住民投票を正式化するために議員の支持を求める動議を10月初旬に議会に提出する予定であるという。

クルーズ会社はテンダーボートで客をこれまで以上に大型化する船に乗せて上陸させることに消極的になっており、固定桟橋のないケイマン諸島では2022年以降、クルーズ到着客が激減している。

4年ほど前、国内初の固定クルーズ船桟橋の建設をめぐる住民投票が地元有権者によって否決された。

この動議については10月に議会審議が行われる予定。ケイマン島の議員らは、この問題を「国家的重要事項」と宣言すべきかどうかも決定するとケイマン・コンパス紙は報じた。

この動議が可決されれば、政府は国民投票法案を公表し、その後28日間の公開協議プロセスを経ることになる。ケイマン諸島首相のジュリアナ・オコナー・コノリー氏は、問題が十分に緊急であると判断した場合、協議期間を免除する可能性がある。