スピリット航空の3大債権団のうち2団体が、苦境に陥った格安航空会社に対するトランプ政権の5億ドル規模の救済計画に賛意を示したと、交渉に近い関係者がフィナンシャル・タイムズに語った。
ホワイトハウスの提案により、連邦政府はスピリットの株式の90%を取得し、同社を清算から救い、当面は約1万7000人の雇用を維持することになる。
この超格安航空会社は何年にもわたって財政的に苦境に立たされており、何度も破産を申請し、ジェットブルー航空とフロンティア航空との合併入札も何度か失敗して浮上した。イラン戦争後の最近の石油価格の高騰により、この空母は壊滅の危機に瀕している。
スピリット社の社外弁護士は、同社が今週以降も運航を続けるには新たな資金調達か2億4000万ドルの資金へのアクセスが必要だと述べた。
トランプ大統領の救済策は、米国の航空会社が630億ドル以上の連邦給与支援を受けていた2020年の新型コロナウイルス救済策など、これまでの救済策が単一の航空会社ではなく業界全体に焦点を当てていた点で物議を醸している。
スピリットの清算により、何万人もの雇用が失われるだけでなく、業界が新たな競争相手を失うことで航空運賃がさらに高騰する恐れがある。