UNWTOは国際観光客が2024年にパンデミック前の総数を超えると予測

国連世界観光機関(UNWTO)は、今年はパンデミック後の観光が完全に回復し、国際観光客の到着者数が2019年の数字を10パーセント上回ると予測している。

同団体は「2023年の国際観光はパンデミック前の88%に終わり、海外旅行者数は推定13億人となった」と述べ、世界経済に3兆3000億ドル貢献したと付け加えた。

「世界的な航空接続の増加とアジア市場の力強い回復により、中東などの地政学的不安定が旅行希望者の信頼に影響を与えるため、業界にとってリスクとなっているにもかかわらず、今年は世界中で観光活動が完全に回復するだろう。」とUNWTOは述べた。

中国市場は「政府がフランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアの国民にビザなし渡航を2024年11月30日まで許可したことを受けて、2024年に急騰するだろう」と予測している。

「2023年のヨーロッパとアフリカの旅行需要はパンデミック前の水準にほぼ達し、中東の旅行需要を上回った」とUNWTOは述べた。

しかし、「地中海ヨーロッパ、カリブ海、中米および北アフリカの小地域」を含む一部の目的地では、2019年の観光到着者数を上回ったと同団体は述べた。